DIYで家をリフォームしてみたい!という人が近年増えてきています。
手軽なDIYアイテムが増えたことや、YouTubeなどでその方法を調べやすくなったせいかもしれません。
さて、DIYでリフォームすると言っても、方法も難易度もさまざまです。
ここでは、内装をDIYする具体的な方法をその難易度別に紹介します。
ぜひ自分のレベルや仕上げの好みから、自分にあった方法を見つけてください。
アクセントをつける(難易度:☆)

壁のDIYでも最も簡単な方法は、アクセントをつける方法です。
アクセントをつけると一言で言っても、そのバリエーションは発想の分だけあります。
具体的には以下のものがあります。
・ステッカー
・マスキングテープ
ではアクセントをつけるメリットとデメリットについて見ていきましょう。
アクセントをつけるメリット
・DIYの中でも最も簡単
・後からはがせるものであれば、賃貸でもできる
・工夫次第でおしゃれさも演出できる
アクセントをつけるデメリット
・既存の壁の影響を受ける
・剥がすときに壁を傷める可能性がある
アクセントは既存の壁に貼り付ける形になるため、既存の壁紙をそのまま残してしまいます。
そのため既存の壁が古かったりまたは汚れていたりすると、その部分が悪目立ちしきれいに仕上がらないこともあります。
また、壁の材質やアクセントの品質によっては、剥がすときに壁を傷める可能性があります。
塗装(難易度:☆☆)

塗装も比較的難易度が低く、初心者におすすめのDIYです。
塗装のメリットとデメリットについて詳しく紹介します。
塗装のメリット
・DIYの中でも難易度は低め
・コストも比較的かからない
・カラーバリエーションも多い
少々塗りムラがあっても、仕上がりへの影響がそれほどありません。
コストもアクセントには及びませんが、比較的安く仕上げられます。
塗装のデメリット
・塗料によっては有害物質が含まれることがある
・既存の内壁の状態によっては塗装できない
・下地処理をきちんと行わないと失敗することもある
塗料によっては有害物質が含まれることがあるので施工時には注意が必要です。
また、傷や汚れのある壁に塗装したり、下地処理を怠ったりすると浮きや剥がれなどが起こり、失敗することもあるため、丁寧な作業を心がけましょう。
漆喰や珪藻土(難易度:☆☆☆)

内壁の仕上げ方の一つが漆喰や珪藻土です。
少し難しいですが、やりがいのあるDIYですよ。
漆喰や珪藻土のメリット
・調湿効果などの効果で快適に過ごせる
・塗り方によっては難易度が下がる
・塗り方で表現できる幅が広い
コテでの左官工事は少し難しいですが、あえてコテムラを残す方法であれば、初心者でも上手く仕上げられます。
漆喰や珪藻土のデメリット
・材料費が比較的高め
・塗り方が悪いと全てめくれてしまうこともある
漆喰や珪藻土は、塗装などと比べると材料費が高めになります。
また、接着剤の状態や既存の下地によっては全てめくれるという大失敗になる可能性がありますが、リカバリしやすいので根気よくチャレンジしましょう。
壁紙の張替え(難易度:☆☆☆☆)

簡単そうに思える壁紙の張り替えですが、シワになりやすいのでそれほど簡単ではありません。
壁紙張替えのメリット
・材料費は比較的安い
・シンプルでも派手でも、好みの表現ができる
壁紙は多くの住宅で採用されることが多く、無限ともいえる模様のバリエーションがあります。内壁の様子をあまり変化させたくない人にも、花柄や原色、縞模様など特徴を出したい人にもおすすめです。
また、難易度はやや高めですが、材料費は安いため挑戦しやすい壁材です。
壁紙張替えのデメリット
・シワができてしまうことがある
・柄がある場合、継ぎ目をきれいに合わせるのが難しい
うまく貼らないとシワができてしまう可能性があります。
さらに柄ものの場合には、継ぎ目をきれいに合わせる必要があるため、より難易度が上がります。
パネル貼り付け(難易度☆☆☆☆☆)

木製のパネルを、両面テープを使いながら貼り付ける方法もあります。
パネルはクロスと比べて、加工がしにくいため、より難易度が高くなります。
パネル貼り付けのメリット
・下地を選ばず作業しやすい
・高級感のある仕上がりになる
パネル貼り付けは、両面テープでの作業になるため、下地の状態をある程度気にせずに作業ができます。
また木製の高級感ある仕上がりになるため、苦労に見合った仕上げになるでしょう。
パネル貼り付けのデメリット
・丸ノコなど扱いに注意が必要
・角をきれいに仕上げるのが難しい
・採寸を正確に行うのが難しい
パネル貼り付けは、きれいに仕上げるためには丸ノコを使うため安全面に配慮する必要があります。
「のこぎりではダメなの?」と考える人もいるかもしれませんが、またパネルは採寸して正確に切断する必要があるため、のこぎりできれいに仕上げるのはほぼ不可能でしょう。
これらの道具は買うと高いですが、ホームセンターなどでレンタルすることで費用を抑えることができます。
また、古い住宅では壁の高さが位置ごとにバラバラになっていることも珍しくありません。
その場合、パネルを正確に採寸するのがかなり難しくなります。
まとめ
この記事では、内装リフォームをDIYで仕上げる方法をその難易度別に紹介してきました。
内装のDIYは難しいものもありますが、初心者でも簡単に取り組めるものもたくさんあります。
この記事を参考に、手軽にできる塗装やアクセントからでも挑戦してみてはいかがでしょうか。