古くなった和室の壁はやはり古臭く、おしゃれにリフォームできないか悩む人は少なくないのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、DIYで塗り替えを行うことです。
塗り替えには塗装と漆喰という2種類の方法があり、和室の壁を無理なくきれいに施工できます。
この記事では塗装と漆喰、それぞれのメリットやデメリット、DIYするときの注意点について詳しく解説します。
この記事を読んで自分がどんなDIYをしたいかを考える参考にしてください。
和室の壁の塗り替えは自分でもできる
「和室の壁の塗り替えって難しそう」そう考える人も少なくないかもしれません。
もちろん細かい仕上がりや作業効率などを考えるとリフォーム業者に依頼した方が早くきれいに仕上げられます。
しかし、DIYでもしっかりとした下処理と丁寧な作業を心がければ、実はそれほど難易度が高いわけでもありません。
「古くなった和室をコストをかけずにきれいにしたい!」
そんな方はぜひDIYに挑戦してみましょう。
塗装(難易度:☆☆)

塗装はDIYの中でも比較的難易度が低く、初心者におすすめのDIYです。
塗装のメリットとデメリットについて詳しく紹介します。
塗装のメリット
塗装のメリットは、以下です。
・DIYの中でも難易度は低め
・コストも比較的かからない
・カラーバリエーションも多い
塗装の場合少々塗りムラがあっても、仕上がりへの影響がそれほどありません。
塗装工事はDIYとしては難易度が低いので初心者におすすめの作業です。
特殊な材料や工具も必要ないため、比較的安く仕上げられます。
「普段DIYしていないけれど、できるだけきれいに仕上げたい」
という人におすすめです。
塗装のデメリット
塗装のデメリットは以下です。
・塗料によっては有害物質が含まれることがある
・既存の内壁の状態によっては塗装できない
・下地処理をきちんと行わないと失敗することもある
塗装のデメリットは塗料によっては有害物質が含まれることがあることです。
また壁紙が剥がれている場合や、壁の状態によっては塗装できない場合があります。
塗装工事はDIYの中でも難易度は低いですが、下地処理を怠ると浮きや剥がれなどが起こり、失敗することもあるため、丁寧な作業を心がけましょう。
漆喰や珪藻土(難易度:☆☆☆)

内壁の仕上げ方のひとつが漆喰や珪藻土です。
他の仕上げ方にはない、調湿効果があるのが魅力です。
ここでは漆喰のメリットとデメリットについてご説明しますが、両者はかなり似ています。
「漆喰のほうが耐久性がある」「珪藻土のほうが調湿効果が高い」という違いがあります。
漆喰のメリット
漆喰のメリットは以下です。
・調湿効果などの効果で快適に過ごせる
・難易度の低い塗り方もある
・塗り方で表現できる幅が広い
漆喰はそのほかの内壁材にはない、調湿性などの効果により、他の壁材と比べると、快適に過ごす効果が期待できるのが特徴です。
また、漆喰は塗り方によって表現できる幅が広がります。
あえてコテムラを残す方法であれば、初心者でもある程度の仕上がりに仕上げられますよ。
逆にフラットな仕上げが求められる場合には技術が必要なため、難易度は上がります。
塗り方によっては難しいものもありますが、塗り方を工夫することで、他の材料にはない表現ができます。
漆喰のデメリット
漆喰のデメリットは以下です。
・材料費が比較的高め
・塗り方が悪いと全てめくれてしまうこともある
・材料によっては調湿効果がほとんどないものもある
漆喰は、塗装などと比べると材料費が高くなってしまうことがデメリットです。
また漆喰はある程度重量があるため、接着剤の状態や既存の下地によっては全てめくれてしまう場合もあります。
そのため、下地処理は万全に整えておかなければいけません。
また漆喰・珪藻土として発売されているものの中には、漆喰や珪藻土の成分がほとんど含まれていないものもあります。
そのため、調湿効果を求めるなら、材料の配合をしっかりと確認しておきましょう。
和室の壁を塗り替える時の注意点
和室の壁を塗り替える際には、注意するべき点がいくつかあります。
この手順をしっかりと守らないと、仕上がりが悪くなる、または施工後に剥がれてしまうなどのトラブルが起きてしまうことも。
ここに書かれている注意点をしっかりと守って、しっかりと仕上げましょう。
養生はしっかりと行う
漆喰や塗り替えを行う際には養生をしっかりと行うことが大切です。
塗料や漆喰がついてしまうと、落とせなくなり、仕上がりがかなり悪くなります。
養生がしっかりとできていれば、少々失敗してもそれほど大きな失敗にはなりにくいですよ。
丁寧な下地処理が大切
塗装や漆喰塗りをDIYで行う場合は丁寧な下処理が大切です。
既存の土壁を触った時に細かい砂のようなものが付く場合には必ず取り除きましょう。
これ以上は落ちないというくらいまでしっかりと落としてから、シーラーを塗ることが大切です。
こうしないと、漆喰や塗装の下の古い壁が新しく塗った壁ごと剥がれてしまいます。
せっかくのDIYが全て台無しになってしまうため、下地処理を行う時には横着せず、丁寧な作業を心がけましょう。
和室の塗り替えDIYは実はそれほど難しくありません。
この記事では和室の塗り替えDIYの種類とその特徴、注意点について詳しくお伝えしました。
和室の塗り替えDIYはそれほど難易度が高いわけではなく、丁寧な作業を心がければ、DIY初心者でも十分に納得いく施工が可能です。
この記事を和室の壁のDIYに挑戦し、和室を生まれ変わらせてみてください。