「洗面所の壁が汚れてきたけれど、どうリフォームすればよいか決められない」
そうお考えではないでしょうか。
リフォームをしたいと思っても、壁材の種類はたくさんあり、どんなもので施工するべきなのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、洗面所で採用できる壁材のそれぞれのメリットやデメリットについて解説します。
この記事を読めば、自分は洗面所にどの壁材を選ぶべきか、その方向性がわかりますよ。
洗面所の壁材を選ぶポイント
洗面所に採用できる壁材はいくつか種類がありますが、いくつかポイントがあります。
このポイントを押さえておくことで、リフォームの後に「こんなはずじゃなかった」なんてことにならずに済みますよ。
防水性
洗面所の壁材を選ぶポイントは防水性です。
防水性が高いものであれば、壁にカビが生えにくくなりますし、汚れやカビがあっても、拭き取りやすくなります。
洗面所の利便性を第一に考えるなら、このポイントでタイルやキッチンパネルなどを貼るのがおすすめです。
デザイン
洗面所の壁材を選ぶポイントはデザインです。
洗濯機など家電製品と合わせて、基本的には明るめの白がおすすめです。
特に窓が無いような狭い洗面所で暗い色を選ぶと、洗面所に圧迫感が出てしまい、息苦しさを感じてしまいます。
暗めの色や濃いめの色をどうしても選びたい場合は、アクセントで1面のみ採用し、他の部分は明るめの色を選ぶと失敗しにくいですよ。
壁紙

壁紙での仕上げは最も一般的ですが、プラスアルファの機能があるものもあり、それらをうまく利用することで、洗面所内の環境を快適にできます。
壁紙のメリット
・材料費は比較的安い
・シンプルでも派手でも、好みの表現ができる
・付加機能があるものもあり、機能性も多少期待できる
壁紙は多くの住宅で採用されることが多く、無限ともいえる模様のバリエーションがあります。内壁の様子をあまり変化させたくない人にも、花柄や原色、縞模様など比較的安価ながら、バリエーションは非常に多く個性を出したい人にもおすすめです。
また消臭機能や抗菌機能、漆喰や珪藻土の成分を含むものも中にはあり、それらの付加機能があるのも壁紙の魅力の一つです。
洗面所は特に湿気がこもりやすい部分のため、調湿効果のある漆喰や珪藻土を含むものがおすすめできます。
壁紙のデメリット
壁紙を採用するデメリットは、他のものと比べて安価な分、優れた点もそれほど多くないことです。
付加機能のあるものもありますが、それほど高い効果はなく、消臭性や掃除のしやすさ、調湿性など、それぞれでより優れた壁材が存在します。
塗装

塗装はコストが安く、DIY初心者の方でも、挑戦しやすいDIYです。
塗装のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
塗装のメリット
・DIYの中でも難易度は低め
・コストも比較的かからない
・カラーバリエーションも多い
塗装の場合は少々塗りムラがあっても、仕上がりへの影響がそれほどありません。
塗装のデメリット
・塗料によっては有害物質が含まれることがある
・既存の内壁の状態によっては塗装できない
・洗面台の塗装は非推奨
塗料によっては有害物質が含まれることがあるので施工時には注意が必要です。
特に洗面所は狭い空間のため、有害物質のニオイが充満しやすいため、しっかりと換気をする必要があります。
また洗面台はツルツルのため塗料が乗りにくく、剥がれてしまうリスクがあるため、塗装には適しません。
タイルの張替え

タイルは昔から住宅に使われることが多い建材です。
耐水性が高く、デザイン性も高いため、今でも根強い人気があります。
タイル張替えのメリット
・水に強い
・アクセントなどデザインの調整もできる
タイルのメリットは、見た目に重厚感があるだけではなく、水に強いため、洗面所に採用しやすい壁材です。
またタイルの種類も豊富で、アクセントなども簡単に入れられます。
タイル張替えのデメリット
・目地が汚れやすい
・強い衝撃で割れることがある
タイルはどうしても目地を充填仕上げる必要があり、目地が汚れやすいことがデメリットです。
また、強い衝撃を受けると割れることがあり、その場合には補修が必要になります。
キッチンパネルの張替え

キッチンパネルはキッチンに使われることが多いパネルですが、防水性があり、掃除がしやすいため、洗面所に利用されることもあります。
キッチンパネルのメリット
キッチンパネルのメリットはその掃除のしやすさにあります。
目地も少なく、雑巾でサッと拭くだけでほとんどの汚れを落とせるため、洗面所をキレイに維持しやすいです。
また、腰壁までキッチンパネルなどにすることで、ある程度材料費も抑えられます。
キッチンパネルのデメリット
・材料費が高い
・目地部分には汚れがつく
キッチンパネルは壁紙やその他の素材と比べても材料費が少し高めになるため、少しハードルが高いです。
また目地は少ないですが、目地に汚れがつくこともあるため、掃除が不要という訳ではありません。
漆喰・珪藻土の張替え

内壁の仕上げ方の一つが漆喰や珪藻土です。
消臭性や調湿効果があり、洗面所に向いている素材の一つです。
漆喰・珪藻土のメリット
・調湿効果などの効果で快適に過ごせる
・塗り方で表現できる幅が広い
漆喰や珪藻土のメリットは、調湿性などの機能があり、洗面所内の空間を快適にしてくれることです。
特に洗面所は湿気がこもりやすいため、その効果を実感しやすいですよ。
また漆喰も珪藻土も単色での仕上げになりますが、その塗り方によって個性を出せるため、表現の幅は本人の技量や工夫の分だけ広がります。
漆喰・珪藻土のデメリット
・材料費が比較的高め
・汚れがしみこむと落としにくい
漆喰や珪藻土は、塗装などと比べると材料費が高めになります。
また汚れに水分が含まれると染みこんでしまい、落とすのが困難になります。
とはいえ、洗面所の場合は施工範囲が狭いため、DIYの場合でもそれほど大きな価格差にはなりません。
まとめ
この記事では洗面所のリフォームにおすすめの壁材について、それぞれのメリットとデメリットについて詳しくまとめました。
壁材はそれぞれに特徴があり、どのような性質を求めるのかによって、ベストな選択肢は変わります。
この記事を参考に、自分は洗面所の壁をどうしたいのか、参考にしてみてください。