「古くなった砂壁をなんとかしたい」
「壁紙で砂壁の雰囲気を一新したい」
そうお考えではないでしょうか。
砂壁は古くから日本の住宅に使用されている壁材の一つです。そのため、どうしても古風な印象を与えてしまうため、壁紙でキレイに仕上げたいと思われている方が多くいます。
しかし、砂壁を壁紙で仕上げるのはDIYの中でも非常に難易度が高く、必要な機材も高価なためあまりおすすめできる方法ではありません。
この記事では、それでも砂壁から壁紙にDIYしたい人に向けて、砂壁から壁紙に貼り替える手順について詳しく解説します。
砂壁に壁紙を貼り替える手順

まずはDIYでリビングに壁紙を貼る手順について詳しく説明します。
準備するもの
壁紙(クロス)のリフォームで必要になるものは以下の通りです。
・ベニヤ
・ビス
・インパクト
・丸ノコ
・壁紙
・のり
・スポンジ
・角ベラ
・カット定規
・ジョイントローラー
・なでハケ
・カッターナイフ
・カッターの替え刃
・雑巾
・新聞紙
・脚立
・ペン
・マスカー・養生テープ
・ボンドコーク
特に重要なものがカッターです。
カッターの切れ味が悪いと切り口がギザギザになり、仕上がりに影響しますので、こまめに刃を変えられるようにしておきましょう。
ベニヤを砂壁にしっかりと固定するためにインパクトは必須です。
また丸ノコも必須です。
キレイに仕上げるためには、まっすぐ裁断しなければ、その痕跡が目立ってしまいます。
それなりに長時間使用する機械のため、安い買い物ではないですが、作業する場合には購入も検討しましょう。
購入する予算などがない場合には、塗装や漆喰で仕上げた方が必要な道具も少なく、安くかつキレイに仕上げられます。
作業の手順養生
では実際に壁紙(クロス)を貼り替える作業の手順について解説します。
採寸し、ベニヤを調達
砂壁を壁紙でDIYする場合、まずは砂壁と柱の差がどのくらいあるか、採寸します。
砂壁の場合、それぞれの部位で厚みに差があることも少なくないため、それぞれでしっかりと採寸しましょう。
その採寸した寸法に合わせて、ベニヤを購入しましょう。
それなりの量と大きさがあるため、トラックをレンタルして運搬する必要があります。
必要に応じてレンタカーの手配なども検討してください。
ホームセンターの場合には、トラックをレンタルさせてくれる場合もあるため、そのようなところを利用するのがおすすめです。
家具の移動
壁紙を貼り替える際にはまず家具の移動をしましょう。
タンスやテレビなど、壁紙の裏にあるものや、作業の邪魔になるものを全て動かします。
また畳も外して動かしておく方が安心です。
養生
最初に養生を行いましょう。
建具の枠や建具、リビング本体に接着剤が付着するなどないようにマスカーでカバーします。
特に壁紙に近い部分は丁寧に作業し剥がれないようにしましょう。
既存で付いている付属品を取り外す
貼る前に既存で壁についているものがあれば、取り外しましょう。
ポスターなどはもちろん、換気扇や、カーテンレール、コンセントカバーなども取り外します。
コンセントなどは線が繋がっているため完全には外せませんが、できる範囲で大丈夫です。
このとき、取り外した時のビスなどは、無くさないように袋や箱に入れて管理すると失くさずにすみますよ。
ベニヤの貼り付け
次にベニヤを砂壁に張っていきましょう。
ベニヤを砂壁に合わせてカットし、砂壁に固定していきます。
下地がないこともあるため、ベニヤと柱をビスで固定するようにやや斜めに打ち込みましょう。
また真ん中あたりも、浮き上がりやすいため、しっかりとビスで固定します。
隙間もできるだけ作らないようにしましょう。
隙間が大きすぎると、パテで隙間を処理しきれず仕上がりが悪くなります。
下地処理
ベニヤを張ったら、下地処理を行いましょう。
張ったベニヤと柱の間はどうしても隙間ができてしまい、そのまま貼ると、隙間が仕上がりに反映されてしまうため、パテを使って平滑にならします。
のりつけ
壁紙を貼る作業の前にあらかじめのりを貼っておきましょう。
のりをあらかじめ貼っておくと、スムーズに作業が進められます。
薄くのりを満遍なく塗り、のりのある面同士をくっつければ、細かく折りたたんで持ち運べます。
のりを薄くつけ、壁の長さより10cm長いくらいで切りましょう。
少し「切りしろ」を残しておかないと、きれいに仕上がりません。
壁紙貼り
壁紙を貼るときは天井からまっすぐ下に下ろし、上の端から端をなでハケで固定しましょう。
端が動かないように注意しながら、上から下にゆっくりとシワしわができないように貼っていきます。
のりが完全に乾く前であれば、貼り直しは可能です。
しっかりと全体が貼れたら、ヘラで角を抑え、折り目をつけてカッターでその位置に合わせてカットします。
カッターの切れ味は仕上がりに直結しますので、こまめに刃を折って切れ味を維持しましょう。
カットが終わったらローラーでしっかりと抑え、スポンジではみ出たのりを拭き取ります。
2枚目を貼るときには、大まかな手順は同じですが、1枚目と2枚目の端をしっかりと合わせることを意識しましょう。
これを壁全体貼り替えるまで繰り返します。
付属品を元に戻し、端を処理する
壁紙を全て貼り終わったら、コンセントなどを全て元の位置に戻しましょう。
また壁紙の継ぎ目の部分は、ボンドコークで、隙間に充填し手で抑えます。
地味な作業ですが、これを怠ると、壁紙が後から剥がれやすくなります。
はみ出たボンドコークはスポンジで拭き取ってください。
砂壁に壁紙を貼る際の注意点

砂壁に壁紙を貼る際には注意するべき点がいくつかあります。
ここでは砂壁に壁紙を貼る際の注意点について解説します。
柱と砂壁の厚みに合わせてベニヤの厚みを考える
砂壁に壁紙を貼る場合は柱と砂壁の厚みに合わせてベニヤの厚み考えましょう。
これは既存の厚みでは対応しきれない場合もあるため、複数の厚みを合わせることも選択肢です。
また、1mmでもずれると、仕上がりに大きく影響するため、正確に採寸してください。
下地処理は特に慎重に
クロスをキレイに仕上げるには下地処理で壁を平滑に仕上げる必要があります。
しかし、砂壁の場合には、ベニヤの厚みを調整し、隙間なく施工する難易度がかなり高いため、この点について細心の注意を払わなければいけません。
丸ノコ作業はケガしないようにする
砂壁に壁紙を施工する場合、丸ノコでの作業がほぼ必須になりますが、丸ノコは重大なケガにつながる可能性もあるため、慎重に作業しましょう。
切断するベニヤはしっかりと抑えもし何かに突っかかってしまった場合には、すぐに止めましょう。
無理に作業しようとすると、キックバックといって、丸ノコが弾かれてしまう現象が起こり大変危険なので、くれぐれも慎重に作業しましょう。
壁紙できれいに仕上げたい場合には、リフォーム業者に依頼するのも選択肢
砂壁をキレイに仕上げたい場合には、リフォーム業者に依頼するのも選択肢です。
というのも、ベニヤを張って平滑に仕上げる工程の難易度が高く、必要な道具も多くなるからです。
失敗するリスクも高く、道具にかかる費用も考えると、コストフォーマンスがよいとも言えません。
塗装や漆喰の方が難易度は低い
「和室をどうしてもDIYでキレイに仕上げたい」
そんな場合には壁紙で仕上げるよりも塗装や漆喰で仕上げる方法がおすすめです。
塗装や漆喰の場合には、下地が平滑な面でなくても作業できベニヤを貼る処理が不要なため難易度が大幅に下がりますよ。
まとめ
この記事では砂壁に壁紙を貼るDIYの手順について詳しく解説しました。
砂壁を壁紙にしてキレイにしたいという気持ちはわかりますが、DIYでキレイに仕上げるのは必要な道具も高価で難易度も高いため、あまりおすすめできる方法ではありません。
そのため、DIYをするのであれば、壁紙ではなく、塗装や漆喰の方が失敗するリスクがなくおすすめですよ。
どうしても壁紙で仕上げたい場合には、自分でやろうとせず、リフォーム業者に依頼し、キレイに仕上げてもらいましょう。