古くなった砂壁をリフォームでキレイにしたい、とお考えの方も多いかと思います。
砂壁は、和室などで使われることが多いですが、古くなると剥がれてしまったり、古臭く見えてしまったりとリフォームの要望が多い部分です。
業者にリフォームをお願いせず、DIYでなんとかしたい人もいますよね。
この記事では砂壁からDIYでリフォームする場合に、注意するべき点やそのコツについて壁材ごとに解説します。
この記事を読めば、砂壁から、DIYでリフォームする時にどんな仕上げ方をすればかわかりますよ。
砂壁のDIY方法は3種類
砂壁をDIYでリフォームする場合に、取れる方法としては大まかに3つの方法があります。
・塗装
・漆喰
・壁紙
砂壁をリフォームする場合は、塗装や漆喰のほうが相性がよく、DIY初心者でもあるキレイに仕上げやすいです。
逆に壁紙は砂壁の場合には下地調整に手間と技術が必要で、きれいに仕上げるのが難しくあまりおすすめできる方法ではありません。
次に、それぞれのDIY方法のメリットや注意点について解説します。
砂壁を塗装する(難易度:☆☆)

砂壁をDIYでリフォームする場合最も簡単なのが、塗装工事です。
砂壁の上に塗装するのは、下地処理さえしっかりとしておけば、失敗する可能性が低く、それほど難しくありません。
塗装するメリット
塗装のメリットは、以下です。
・DIYの中でも難易度は低め
・コストも比較的かからない
・カラーバリエーションも多い
砂壁を塗装するメリットは、DIYの中でも簡単なことです。
下地処理さえしておけば、塗料を上から塗るだけのため、DIYに慣れていない方でもきれいに仕上げられます。
塗装の場合少々塗りムラがあっても、仕上がりへの影響がそれほどありません。
塗装工事はDIYとしては難易度が低いので初心者におすすめの作業です。
特殊な材料や工具も必要ないため、トータルで考えても比較的安く仕上げられます。
また塗料の種類が多いため、自分のイメージ通りに仕上げやすいこともおすすめできるポイントです。
塗装する時のコツと注意点
塗装する時の注意点としては、下地処理を丁寧に行うことです。
壁を触った時に、ザラザラと粉が落ちてしまう場合、そのまま塗装すると、その砂が塗料と一緒に剥がれる可能性があります。
そのような事態を回避するためには、スクレーパーなどで既存の砂壁を取り除いておきましょう。
あとは無理に厚塗りしすぎず、丁寧に作業すれば、DIY初心者でも塗装業者とそれほど遜色ない仕上がりにできますよ。
漆喰での塗り替え(難易度:☆☆☆)

砂壁からDIYでリフォームするのに、漆喰で塗り替えることもおすすめです。
砂壁からリフォームする場合であれば、壁紙を施工するよりも施工の難易度が低く、DIYに挑戦しやすいと言えます。
塗装の場合と異なり、調湿性などの性質があるため、施工後の環境面で言えば、塗装以上の効果が期待できます。
漆喰塗り替えのメリット
漆喰のメリットは以下です。
・調湿効果などの効果で快適に過ごせる
・難易度の低い塗り方もある
・塗り方で表現できる幅が広い
漆喰はそのほかの内壁材にはない、調湿性などの効果により、他の壁材と比べると快適に過ごす効果が期待できるのが特徴です。
また、漆喰は塗り方によって表現できる幅が広がります。
あえてコテムラを残す方法であれば、初心者でもある程度の仕上がりに仕上げられますよ。
塗り方によっては難しいものもありますが、塗り方を工夫することで、他の材料にはない表現ができます。
漆喰塗り替えの注意点とコツ
漆喰塗替えをする場合に注意するべきなのは、塗装の場合と同様下地処理をしっかりとしなければいけないことです。
また漆喰を塗る場合には、シーラーの塗布もしっかりと行い、厚塗りしすぎないことが大切です。
塗料よりも、仕上がりの重量が重くなるため、シーラーが不十分、または厚塗りしすぎてしまうと、施工後に重さに耐えきれずに剥がれてしまう可能性があります。
塗装と比べて、作業に手間がかかるため、DIYの場合には施工日程に余裕を見ておきましょう。
塗り方を変えることで様々な表現ができますが、中には難しい塗り方もあります。
特に平らに仕上げるのは、高度な技術が必要で、初心者にはおすすめできません。
無理に難しい塗り方に挑戦するのではなく、わざとコテムラを残しながら仕上げる方が、キレイに仕上げやすいですよ。
壁紙張り替え(難易度:☆☆☆☆☆)

砂壁をDIYでリフォームする場合、壁紙で行うこともできます。
ただし、砂壁からのDIYでは、壁の下地調整が難しく、DIY初心者にとってはかなり難易度が高いため、どうしてもやりたい場合を除いておすすめはできません。
壁紙張替えのメリット
壁紙に張り替えるメリットは、塗装や漆喰などではできない、柄物などの仕上げ方ができることです。
ただし、次に紹介するように注意するべき点や準備するもの、必要な技術が多く、それらのリスクに見合った仕上がりになる可能性はそれほど高くはありません。
壁紙張替えの注意点
砂壁から壁紙に張り替える場合の注意点は下地処理が非常に難しいことです。
砂壁はそのままだと表面に波があるため、上からベニヤ板などで被せておく必要があります。
また柱の上から貼り付ける場合には、柱とそのベニヤを平滑に仕上げる必要があり、DIY初心者が手を付けるには難しいことが多いです。
それに加えてベニヤからアクが出ないように、アク止めなどの施工を行う必要があり、砂壁の場合には、準備するものが多く、コストがかかるため、DIYにだいぶ慣れている人でなければ、おすすめはできません。
まとめ
この記事では、壁材ごとに砂壁からDIYでリフォームするメリットや注意点について解説しました。
砂壁からのDIYは、塗装や漆喰で仕上げる場合、難易度がそれほど高くなく、初心者でも取り組みやすいと言えるでしょう。
この記事を参考に砂壁からのDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。