「玄関周りの壁をリフォームしたい」
「コストをかけたくないのでDIYでやりたい」
そうお考えではないでしょうか。
玄関の壁はその家によっては複雑な形をしている場合もあり、リフォームの難易度が場合によっては非常に高い場所の一つです。
また、第一に目につく場所であり、壁材をうまく選出することで、個性を出せる場所でもあります。
この記事では玄関におすすめの壁材の特徴や選び方のポイント、DIYでするときの注意点などについて解説します。
この記事を読めば、玄関をオシャレに演出するにはどんなことをするべきなのか、その方法がわかりますよ。
玄関の壁材を選ぶポイント
玄関の壁材は家の第一印象を決める特に重要な部分です。
そんな玄関の壁材を選ぶポイントを解説します。
メインの壁は明るい色がおすすめ
玄関でメインとなる壁には明るめの色を採用するのがおすすめです。
自然光が取り入れられればそれがベストですが、そうではない場合でも、明るめの色を採用することで、玄関を明るく演出できます。
玄関はどうしても狭くなってしまいがちのため、できる限り広く見せる工夫が必要です。
暗い色にしてしまうと、お客様に狭いや陰気といった悪い印象を与えてしまうかもしれません。
廊下や階段とのバランスも考える
玄関の壁材を選ぶときには廊下や階段とのバランスを考えましょう。
玄関と地続きで廊下や階段がある場合もあり、そのような場合は、廊下や階段1面まで張り替えることになります。
玄関の壁材を変える場合は、どこまでが施工範囲になるのか、一度考えてみた方がよいでしょう。
タイルや腰壁・柄付きの壁紙はアクセントで
タイルや腰壁、柄付きの壁紙などはアクセントでの採用がおすすめです。
というのも、玄関は廊下や階段とつながっている場合が多く、タイルや腰壁を利用する場合、費用が高額になってしまう場合があります。
基本的には白など明るめの色がおすすめなのですが、それだけだと単調でつまらない、という人も少なくないですよね。
そのような場合にアクセントを使うのがおすすめです。
玄関のニッチに当たる部分などだけアクセントでクロスを変えてあげると、家の壁に変化がつけられ、個性が出しやすくなります。
汚れが気になる場合には汚れ防止機能があるものを
玄関の壁紙は汚れ防止機能があるものもおすすめです。
特に小さな子どもやペットがいる場合、汚れた手で触れることで壁を汚してしまうことも珍しくありません。
また靴を履くときなどどうしても壁に手をつける機会が多く、手垢が残ってしまうこともあります。
そのような場合でも汚れ防止機能付きのものを採用していれば、汚れにくく掃除の手間をある程度少なくできますよ。
玄関におすすめの壁材の種類

玄関におすすめの壁材の種類やそれぞれのメリット、デメリットについて解説します。
壁紙
壁紙はコストが安価ですが、汚れ防止機能などがついたものもあり、付加機能をうまく活用することで、コストと利便性の両方でメリットがある壁材です。
壁紙のメリット
・材料費は比較的安い
・シンプルでも派手でも、好みの表現ができる
・付加機能があるものもあり、機能性も多少期待できる
壁紙は多くの住宅で採用されることが多く、無限ともいえる模様のバリエーションがあります。内壁の様子をあまり変化させたくない人にも、花柄や原色、縞模様など特徴を出したい人にもおすすめです。
メインの壁に使う場合はもちろん、アクセントなどで変化をつけるのもやりやすく、採用されるケースが多い壁材です。
壁紙のデメリット
壁紙を採用するデメリットは、他のものと比べて安価な分、優れた点もそれほど多くないことです。
付加機能のあるものもありますが、それほど高い効果はなく、消臭性や掃除のしやすさ、調湿性など、それぞれでより優れた壁材が存在します。
とはいえ、廊下や階段までつながっている場合には、高い壁材を使うと、コスト面でネックになるため、それほど大きなデメリットではありません。
漆喰や珪藻土
内壁の仕上げ方の一つが漆喰や珪藻土です。
消臭性や調湿効果があり、玄関で気になるニオイなども抑えられます。
漆喰や珪藻土のメリット
・調湿効果などの効果で快適に過ごせる
・塗り方で表現できる幅が広い
漆喰や珪藻土のメリットは、調湿性などの機能があり、玄関の空間を快適にしてくれることです。
特に玄関は北にある場合などは湿気がこもることもあり、そのような場合に選択肢の一つとなります。
漆喰や珪藻土のデメリット
・材料費が比較的高め
・汚れがしみこむと落としにくい
漆喰や珪藻土は、塗装などと比べると材料費が高めになります。
また汚れに水分が含まれると染みこんでしまい、落とすのが困難になります。
廊下や階段まで施工範囲になると、施工費用がかなり高額になることもあるため、注意が必要です。
アクセントでおすすめの壁材

玄関前面で採用するにはおすすめできませんが、アクセントとして採用できる壁材もあります。
ここではアクセントで利用できる壁材、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。
タイル
タイルは重厚感あるデザインから、玄関のアクセントで採用されることが多いです。
水回りで採用されることが多いですが、玄関向きのものもあり、デザインの幅も非常に豊富ですよ。
メリット
・アクセントなどデザインの調整もできる
タイルのメリットは、見た目に重厚感があるため、アクセントに採用すると、存在感があり、個性を出しやすい壁材です。
またタイルの種類も豊富で、タイルの模様もある程度自由に選択できます。
デメリット
タイルを採用するデメリットは、コストがどうしても高くかかってしまうことです。
アクセントで採用する場合も、壁紙と比べるとかなり費用面で差が出てきてしまいます。
腰壁パネル
腰壁パネルは汚れに強く、玄関周りで採用するメリットが多い壁材です。
メリット
腰壁パネルを採用するメリットは、汚れがつきにくいことです。
特に玄関付近は、壁に手をつけてしまうことが多く、汚れが壁につきやすい部分の一つ。
腰壁であれば、汚れがついた場合でも、目立ちにくく、雑巾でさっと拭き取るだけで掃除ができるため、利便性も高いです。
デメリット
腰壁を採用するデメリットは、階段がある場合は、施工の手間がかかることです。
階段周りは壁の形も複雑になっているため、職人でもある程度の手間がかかってしまいます。
そのため、階段周りが関わってしまう場合には、費用面で注意が必要です。
玄関の壁をDIYする際の注意点
玄関の壁をDIYしたいという場合には、注意するべき点がいくつかあります。
この点を守らなければ、重大な事故に発展することもあるため、注意してくださいね。
形が複雑なことが多く、難易度が高め
玄関の壁は、リビングなどの壁と比べると、入り組んだ形状になっており、その形によっては難易度がかなり高くなります。
壁紙や腰壁パネルなどを採用する場合、ときには複雑なカットを求められる場合もあり、DIYをしたい場合には、その壁の形状などをよく確認しなければいけません。
階段や吹き抜けがある場合は業者に任せる
玄関の壁のDIYで階段や吹き抜けがある場合には、DIYのリスクが非常に高いため、リフォーム業者に任せるのがおすすめです。
階段や吹き抜けがある場合、きちんと施工するには足場を作る必要があり、バランスが悪い中での作業も多く転倒や落下のリスクがあり、重大なケガにつながるリスクもあります。
そのため、DIYでは難易度もリスクも高すぎるため、素直にリフォーム業者に任せた方が間違いありません。
まとめ
この記事では玄関の壁材の特徴や、選び方、DIYをするときの注意点について解説しました。
玄関の壁は明るめの色を採用することが基本ですが、うまくアクセントを取り入れることで、個性を演出することもできます。
この記事を参考に玄関をきれいに見せるリフォームをしてみてください。